お問い合わせ お問い合わせ
ef. egg freezing

Partnerships

卵子凍結が受けられる施設

採卵の種類と採卵数/卵子の質について

受精/培養

精子の準備が出来たら凍結していた卵子を融解し受精を行います。
卵子に多数の精子を振りかけて受精させる「体外受精」か、1個の精子を直接卵子に注入する「顕微授精」を行います。精子の量が少ない場合は顕微授精となりますが、それ以外にも精子の奇形率、運動率、過去の治療歴、卵子の状態などの状況や治療を受ける方の希望を踏まえて決定します。
受精した卵は体外で培養し、分割胚または胚盤胞まで発育させ、子宮に戻します。

顕微授精法(ICSI)

採卵した卵子に顕微鏡下で1個の精子を針で直接注入し、受精させます。当医療サービスで行う顕微授精では精子不動化のための添加物(ポリビニルピロリドンPVP)を使用せず、高分解高倍率で精子の形態を観察して、その中から特に元気な精子を選別します。選ばれた精子はインジェクションピペットによって尾部を抑えて不動化し、卵子の細胞質内に直接注入します。また、紡錘体可視化装置を用いることで、顕微授精時の卵子の染色体の損傷を避けて最適なタイミングで顕微授精を行うこと(SL-ICSIと呼ぶ)が可能となり、良好な受精率・胚発生率が得られています。

胚盤胞培養(Blastocyst Culture)

受精した後、受精卵が着床前の胚盤胞の状態になるまで、体外で5~7日間培養します。胚盤胞まで発育しないこともありますが、胚盤胞移植まで至れば着床率は初期胚移植の2倍以上です。特に卵管性の異常のある方や初期胚移植で妊娠に至らなかった方には極めて有効です。

アシステッドハッチング

受精卵が着床しやすいように透明帯を取り除く技術です。当医療サービスで行うアシステッドハッチングは、着床率を上昇させるために、透明帯をすべて取り除きます。それは、一部に穴を開けたり薄くしたりするよりも、すべて取り除くことで着床率が明らかに高まるからです。

受精/培養 受精/培養

胚移植

体外で育てた胚を子宮に戻すことを「胚移植」といいます。
胚移植に必要な時間は5~10分ほどです。カテーテルという細い管を用いて超音波画像を見ながら子宮の底部に確実に胚を移植します。何らかの理由で子宮内膜に問題がある場合は受精卵を凍結保存し、子宮内膜が良好な周期に移植します。
従来、超音波画像は経腹で行う為、膀胱に尿をためる(膀胱充満)必要がありますが、当院では経腟で行う為、尿をためる必要はありません。医師は経腟下超音波による鮮明な映像を常にモニターしながらカテーテルを用いて、最適な位置へ胚を移植します。このカテーテルも移植時の痛みを軽減する為に独自に開発を行い、従来の2分の1以下の太さで、素材も従来の硬いもの(テフロン)から非常に柔らかいもの(シリコン)に変更しました。

単一胚移植

1回の移植に1個の胚だけを移植する方法を単一胚移植と呼びます。多胎妊娠は母体への身体的リスクが大きいため、2009年に日本産科婦人科学会より原則単一胚移植を行うべきとの見解が出されました。当医療サービスではすベての移植において1個の胚だけを子宮に戻す治療を行います。

胚移植 胚移植

ホルモン補充周期(HR周期)胚移植

凍結胚を移植する場合、子宮内が着床しやすい環境になっていることが重要です。当医療サービスでは子宮内膜の状態を良くすることはもちろん、正確にホルモン値をコントロールすることにより、着床に最適なタイミングでの胚移植を行います。

ページトップへ